【参考】安全で便利な道路交通を目指す「道路交通情報提供ITSスポット」

 国土交通省メールマガジンの記事に「安全で便利な道路交通を目指す“道路交通情報提供ITSスポット”」が掲載されていますので、ご案内します。

 

 以下、国土交通省メールマガジンより抜粋

 

世界で最も安全で円滑な道路交通社会の実現を目指し、国土交通省では、人
と車と道路とを情報で結ぶ「高度道路交通システム」(ITS;Intelligent Transport Systems)技術を活用した次世代道路(スマートウェイ)の展開を
進めています。
 ITSを活用した次世代道路では、道路に設置された通信手段としての「ITSスポット」と車側の通信手段である「ITSスポット対応カーナビ」との間で高速大容量通信を行うことにより、道路交通情報や安全運転支援情報等の多様な情報を音声や画像によって運転士等に提供することできます。
 次世代道路の主役となる「ITSスポット」は、官民共同により開発及び実験を進めてきたところで、既に首都高速道路、阪神高速道路及び名古屋高速道路をはじめ、全国の高速道路上1,600箇所に設置されており、具体的には次のようなサービスが開始されています。

[1] 広域の道路交通情報の提供(ダイナミック・ルート・ガイダンス)
 もし富士山に行って千葉の自宅に帰るとした場合、渋滞の多い東京都心をどのルートで通り抜けるかが課題となります。都心を抜けるルートは30通り以上もあり、これまでは都県単位でしか受け取れなかったリアルタイムの道路交通情報が、ITSスポットでは、首都圏全域の膨大な量の道路交通情報が送り込まれます。

 そして、入手した渋滞状況に応じた最速ルートをITSナビが瞬時に判断して知らせてくれます。
 ITSスポット対応ナビでは、これまでの近距離情報に加え、広域の渋滞情報を簡易図形で入手できます。その結果、道路ネットワークが有効に活用されることになり、渋滞の減少が期待できます。

[2] 安全運転支援情報提供(安全運転のための支援情報)
 交通量の多い高速道路では交通事故が心配です。首都高速道路では、年間お
よそ5万件、つまり10分に1件の割合で、落下物、交通事故、故障車が発生していました。ITSスポットは交通管制センターと連動し、こうした事象の発生をいち早くカーナビに送信し、注意を喚起します。
 交通事故発生のワースト1である首都高参宮橋カーブでは、見えないカーブの先に発生する渋滞末尾の存在を、カーナビの音声では「この先、渋滞、注意して運転して下さい。」、画像では『この先渋滞、追突注意!』といった注意喚起を行います。

 これにより、参宮橋カーブでの交通事故が年間約140件から60件程に減少、おおよそ6割も削減されました。
 さらに、トンネルの入り口と出口で天候が異なる場合、例えば、トンネルを出たところの雪国の道路における積雪や凍結といった道路情報が、音声や画像によって提供されることは、安全運転の支援となります。

[3] その他のサービス
 もちろんETC(料金決済サービス)も装備されています。
 サービスエリアや道の駅などで停車中には、ITSスポットを利用してインターネットに接続することで、最新の観光情報や、カーナビ地図などの入手も可能です。さらに、ITSスポットが集めた自動車の位置情報は、ドライブの運行管理や、物流の効率化に大きく貢献します。

 車と道路が情報を通じて一体化し、様々なサービスが受けられるオールイン
ワンの次世代ITSは、渋滞や交通事故を削減し、安全、安心で便利な道路交通を目指します。

  • ITSスポット ~次世代のITSの展開~

   http://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/spot_dsrc/index.html

  • 高速道路交通システム

   http://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/

 

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