【国交省】平成24年度予算の概算要求のポイント

 国土交通省では平成24年度予算の概算要求の概要を発表しました。

 以下、国土交通省メールマガジンからの東日本大震災および交通運輸関連を一部抜粋

 

【平成24年度予算概算要求の基本方針】
 <全体方針>

  • 東日本大震災からの復興、全国的な防災対策の強化を推進し、既存予算の組替えに積極的に取り組み、持続可能な社会づくり、安全・安心の確保、成長戦略の推進等に重点を置いて要求を行います。
  • 概算要求及び特別枠の日本再生重点化措置に対する要望を最大限に行うとともに、復旧・復興対策に係る経費については、平成23年度第3次補正予算措置の状況を踏まえ、復旧・復興事業の着実な進捗を図るために必要な要求を行います。

 <東日本大震災からの復興等の推進>

  • 東日本大震災からの復興を図るため、被災者の生活の安定と次なる災害の防止、地域経済の活性化を一体として進めます。
  • まちづくり、インフラ整備、公共交通整備など幅広い政策手段を活用して総力をあげて取り組みます。

 <地域活性化のための基盤整備>

  • 地方における人口減少・少子高齢化の進展や地域経済の低迷という状況の中で、地域における社会・経済の活性化を図るために社会資本や公共交通の整備等を推進します。


【概算要求の規模】

  • 一般会計予算の総額で、対前年度1.02倍の5兆1,061億円。
  • 公共事業関係費は対前年度1.05倍の4兆4,837億円の要求額
  • 全体要求のうち、特別枠「日本再生重点化措置」に対する要望として6,577億円。
  • 東日本大震災からの復旧・復興対策に係る経費として1兆1,098億円。
  • 財政投融資は、対前年度1.42倍の3兆2,769億円。


【主な事業内容】
 <地域活性化のための基盤整備>

  • 地域公共交通の確保・維持・改善(バリアフリー化)(306億円)
  • 国土ミッシングリンク(非連続状態にある高規格幹線道路)の解消(3,731億円)
  • 整備新幹線の着実な整備(706億円)
  • 都市鉄道ネットワーク改善(49億円)
  • 離島等の地域の元気回復(122億円)


【行政事業レビューの反映】
 概算要求においても、行政事業レビューの取り組み成果を反映させています。

  • 国土交通省が実施する全ての事業(平成22年度分503事業、平成23年度 新規事業49、事務的経費・人件費等は除く)についてレビューを実施しました。これらの結果は、概算要求に着実に反映した。
  • 行政事業レビューによる平成24年度概算要求への反映額(約136億円)

   ※反映額を特定できるもの。

詳しくは国土交通省「平成24年度国土交通省関係予算概算要求概要について」をご確認ください。

 

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