年頭のあいさつ

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、2008年のリーマンショックからようやく立ち直りかけて来た矢先に、3月11日に発生した東日本大震災という未曾有の大災害、また、台風12・15号、そして大雨による災害と、自然災害の猛威に翻弄された一年でありました。災害への復興・再生は、まだまだ進んでいません。
 そのような中、漸く11月21日に総額12兆円強の第3次補正予算が成立し、被災地の生活や産業の立て直しに向けた施策が補強されました。政府・与党には、予算の速やかな執行に期待します。

 また、政府の「復興への提言」を踏まえて、単年度にとどまらず複数年に亘る戦略的な復興事業を実施するよう重ねて求めていきます。
 そして、いまだに収束のめどが立っていない原子力発電所事故の放射能漏洩汚染事故は一刻の猶予も許されない最優先課題です。
 皆さんの支持を得て政権交代を実現した民主党も、政権運営から2年で3人目の首相に交代し、野田新首相に期待しつつも、成果は表れていません。

 交通労連は産別として、山積する課題について積極的に政府へ働きかけを行うとともに、12春闘では「年収の維持・回復、向上」を基本にそれぞれの業種実態を踏まえた取り組みを展開していきます。

 最後に、皆様の一層のご健闘とご家族のご多幸ご健勝を、心よりお祈り致します。

 

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