【トラック部会報告】中央委員会で闘争方針を確認

賃金の要求基準は1万1千円で決定

 トラック部会は、16年度春季生活闘争方針を決定する第2回中央委員会を1月20日に東京都・中央区「ホテルマリナーズコート東京」で開きました。

 小野副部会長(三八五労組)の開会あいさつで始まり、議長に大橋睦氏(西濃運輸労組)、書記に内木年人氏(東海西濃運輸労組)を選出しました。

 次いで、所要で不在の山口部会長に代わり近藤部会長代行(西濃運輸労組)があいさつに立ち、「燃油価格は低位に推移すると想定されるが、世界情勢はまだまだ不安定であり、何があってもおかしくない。また、企業業績が概ね好調なことから、春闘ではベアの獲得まで含め組合員の負託に応え、他産業との賃金格差解消に向けた取り組みが必要である。昨年以上の活発な交渉を期待したい」と述べました。

 続いて、一般活動報告の承認を受けた後、議事に入り、16年度春季生活闘争方針案を協議、満場一致で決定した。方針では、賃金は1万千円中心(非正規雇用者は正規社員との均等待遇をめざし63円)、臨時給は百万円中心を要求することを確認しました。

 加えて、労働時間の短縮では年間休日110日の獲得と休日・時間外割増率の引き上げ、職種別最低賃金協定の締結、定年延長・継続雇用制度拡充の取り組み、ストレスチェックの義務付けなどに向けた安全衛生法への対応を並行して要求していくことを確認しました。

 引き続き、春季生活闘争標語では、トラック部会の応募作品566点の中から優秀作品として選ばれた對馬茂文氏(三八五労組)の「暮らしと職場を豊かに変えよう/我らの団結/想いはひとつ!」を表彰しました。

 また、部会交付金における支出に関する修正予算も承認されました。
 最後に、園田副部会長(大トラ連合)の閉会のあいさつの後、近藤部会長代行の音頭で「がんばろう三唱」を行い閉会しました。

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