ライドシェア(白タク合法化)に断固反対!決起集会を開催

 交通労連はハイタク関係産別とともに2016年3月8日に、「安全破壊の白タク合法化阻止!ハイタク労働者総決起集会」を東京都・千代田区「日比谷公会堂」に約2500人超のハイタク労働者を結集し開きました。

 集会では、政府が国家戦略特区で推し進めようとしている「ライドシェア」(白タク行為)に対して、全国のハイタク労働者の代表が導入反対の決意表明を行った後、「安全輸送の使命を守り、タクシー業界の適正化に取り組むとともに安全破壊の『白タク』合法化阻止」の集会決議を満場一致で確認しました。

 集会終了後には、日比谷公会堂から東京駅までデモ行進を行いました。

新経済連盟の提案するライドシェアは安全性に著しく問題がある

 冒頭、集会実行委員会(交通労連含む八組織)の伊藤委員長(全自交労連)があいさつに立ち、「新経済連盟からシェアリングエコノミーの一つとして提案され、政府が国家戦略特区で推し進めようとしている白タク合法化、いわゆるライドシェアは世界でさまざまな問題を引き起こしている。これまで培ってきた安全で安心な日本のタクシーを脅かす行為であり、断じてこれを許してはいけない。集会には2500人を超える全国のハイタク労働者が参加している。皆さんと一致団結して白タク合法化を阻止し、安全なタクシーを守ろう」と訴えました。

 次いで、事業者団体の全国ハイヤータクシー連合会タクシー事業適正化・活性化推進特別委員会の坂本克己本部長が、「白タク合法化は労働者だけの問題ではなく、事業者も同じ意見であり、今後も労使で力を合わせてライドシェア導入反対に向け、取り組んでいきたい」と述べました。

 引き続き、交通労連の政策顧問でもある早稲田大学の戸崎教授から提言、実行委員会の代表から基調提案を行った後、タクシー利用者の代表として、女性の一般利用者が、タクシー運転者ではなく一般のドライバーが旅客輸送を行うライドシェアに対する不安を述べるとともに、現在の安全・安心のタクシーを守ることの必要性を強く訴えました。

日本のタクシーは世界でも類を見ないほど 安全・安心なタクシー

 ハイタク労働者の決意表明では、北海道から9州の代表10名が白タク合法化阻止への決意表明を述べた。関西代表として交通労連から日本交通大阪地区労組の藤田書記長が、京丹後市で過去にタクシー不要の政策が進められた結果、現在のタクシー空白地になった経緯を説明するとともに「このような地域は沢山あり、地域の足として頑張っていく」決意表明を行いました。

 次いで、集会のまとめを行った後、「安全輸送の使命を守り、タクシー業界の適正化に取り組むとともに安全破壊の『白タク』合法化阻止」の集会決議を読み上げ、満場一致で採択しました。

 最後に、交通労連ハイタク部会の小川部会長が閉会あいさつに立ち、「日比谷公会堂に入りきれないほどハイタク労働者が集会に集まっていただいたことに、実行委員会として感謝申し上げたい。本日確認した全国のハイタク労働者の思いを今後も引き続き国に訴え安全・安心を脅かすライドシェアの導入を阻止しよう」と述べたあと、伊藤委員長の音頭による「団結ガンバロウ」で盛会裏に終了しました。

 また、集会終了後は日比谷公会堂から東京駅八重洲まで、白タク合法化反対のデモ行進を行いました。

 なお、集会には交通労連ハイタク部会の代表・幹事及び関東・関西地方総支部をはじめ約百五十名の組合員が参加しました。

 

 

 

【補足解説】
1.白タク行為
 営業許可を受けず、自家用車を使って有償で旅客輸送を行うこと。無許可で白タク行為を行うと「三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金」が科せられる。
 また、過疎地などの公共交通空白地で地域の関係者の合意を得て、一定の要件を満たす市町村やNPO法人が登録し、自家用自動車を用いて有償旅客輸送を行う制度があります。

2.ライドシェア
 一般的に、自家用自動車の相乗りを行うことを言い、自動車の所有者(運転者)と利用者の仲介を行うサービスの総称としても使用。新経済連盟が提案するライドシェアは、仲介事業者が提供するスマートフォンアプリを使い、一般ドライバーと利用者を仲介するサービス。

 現在の提案内容では、事故が起きた場合に仲介事業者は運送責任を負わない(損害賠償など行わない)ことや運転技術や車輌の安全性への不安が多い。

 交通労連ハイタク部会としては、安全性への不安があることや同様のサービスを展開している国々でさまざまな問題や訴訟が起きていることから、導入に反対し、世界一安全な日本のタクシー産業を守るため取り組んでいます。

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