労働条件の向上めざす~第1回中央委員会を開きました~

 交通労連は2017年度の第1回中央委員会を一月十七日に、東京都・中央区「ホテルマリナーズコート東京」で開きました。

中央委では、

①新加盟組合の承認

②2017年度春季生活闘争方針

③役員の補充選出

――など三議案を原案通り可決しました。

 中央委員会は、近藤副中央執行委員長の開会のあいさつで始まり、議長団に齋藤洋次氏(東北地方総支部・第一貨物労組)、小鍛治哲氏(信越地方総支部・新潟交通労組)の両中央委員を選出しました。

 冒頭、主催者を代表してあいさつに立った山口中央執行委員長は、参集いただいた組合員に対して感謝の意を述べ、「昨年のこの時期に軽井沢のスキーバス事故が発生した。その後、国交省では検討会を開き、対策を実行してきた。今後も引き続き規制・罰則の強化が行われる予定だ。われわれも軌道バス部会を中心に政策要請を行ってきたが、まだまだ利用者の安全への関心が薄く、安ければよいという風潮が残っている。セーフティバスの制度も利用者には全く浸透していない。今後は利用者に安全を担保する制度を知ってもらう努力が必要だ」と訴えました。

 また、交通事故について触れ、「平成28年度の交通事故死者数の発表があったが、67年ぶりに3千人台となった。世界一安全な道路交通を実現するとした第十次交通安全基本計画の目標達成に向け、この3月から高齢者運転や貨物自動車の安全対策を強化する改正道路交通法の施行が予定されている。交通運輸の各モードの中で、貨物自動車の事故数が一番多くなっている。労働力不足が大きな課題の中、このような現状では危険な職場という印象を持たれ、いっそう人が集まらなくなる。このことは昨年末の国交省や全ト協と開いた物流政策懇談会の場でも指摘した。特に荷役作業中の事故については、荷主との関係や現場の状況の問題もあり、実態を調査した上で対策を検討しなくてはならない」と述べました。

 議事に入り、第1号議案の「新加盟組合の承認」では、新たにフジタクシーグループ労働組合(中部地方総支部)、神交運・アサヒタクシー支部(関東地方総支部)の2組合の加盟を承認しまました。

 第2号議案の「2017年度春季生活闘争方針」は鎌田調査部長が提案し、「年収の引上げに向けて、それぞれの業種実態を踏まえた取り組みを展開し、業種横断的な賃金の確立と底上げをめざす。また、深刻な労働力不足の背景には、長時間労働の常態化の問題もある。極端な長時間労働が生じていないか等の点検活動、働き方の見直しと人手不足の解消に向けた労使協議を進めていく」とした二○一七年度春季生活闘争方針案を説明し、満場一致で決定しました。

 第3号議案の「役員の補充選出」では、労連の中央執行委員の髙橋末雄氏(東北地方総支部・山形交通労組/選出単位=東北地方総支部)の退任に伴い、新たに中川賢一氏(東北地方総支部・山形交通労組)を選出、満場の拍手で承認しました。
 また、長年にわたり労連運動にご尽力いただいた髙橋前中央執行委員から、「2年間、中央執行委員の任を務めさせていただいた。多くの仲間の皆様に協力いただいたことに感謝申し上げたい。交通運輸産業は規制緩和の中で、安曇野観光バスの事故から始まり、関越道、軽井沢と大きな事故が発生し、その度に規制強化が図られてきた。事故が起きないと行政が動かないことを実感するとともに、産業政策を正しく進めるためには、政治の力がいかに重要であることも痛感した。そんな中で、川合たかのり議員が当選したことは非常に大きい。今後も労連の仲間が団結し、産業の発展に努力していただきたい」と退任あいさつをいただきました。

 引き続き、第1回中執委で確認した「2017年度春季生活闘争標語の募集」について、各部会で選考した優秀作品と今回初めて募集したユニーク作品の中から、同日午前に開いた第3回拡大中執委で最優秀賞とユニーク賞を選出し、最優秀賞「明るい職場が未来を変える/皆で団結/確かな未来」五十嵐弘司氏(軌道バス部会・山形交通労組)、「見てみたい/社長が満額/出すところ」横川敦氏(軌道バス部会・新潟交通労組)に、山口中央執行委員長から賞状と記念品を贈呈しました。

 最後に山口中央執行委員長の音頭で「がんばろう三唱」を行い、終了しました。

 当日配付した「一般活動報告・議案書」は「全体資料集」(組合員限定ページ)から、「2017年度春季生活闘争方針」は「2017春季生活闘争ページ」からダウンロード出来ます。

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