「シェリングエコノミーと労働を考える」講演会が開催されました

交通の安全と労働を考える市民会議」が主催の「シェリングエコノミーと労働を考える」講演会が11月20日、衆議院第二議員会館会議室において弁護士や大学教授等の有識者、地方議員、事業者、労働組合、タクシーの運転者や利用者など約100人が参加して開かれました。

 この問題についてはこれまでも東京都内、大阪などで既に数回開催。また、連合や国際運輸労連(ITF)でも話題に取り上げ、議論が行われています。

 今回もUCLA(カルフォルニア大学ロサンゼル学校)のサンフォード・ジャコビー教授を招き、講演を聞きながら課題や問題点などを共有しました。

 市民会議を代表して山口事務局長は、「ライドシェアのサービスは、運転者と利用者が直接運送契約を結び、ライドブッキングを行う事業者は単に仲介をするだけだ。タクシーに関しては労働法や事業法が適用され、事業者が運転者や車両を管理しなくてはいけない。これは労働者・利用者保護、輸送の安全を担保する上で必要なことである。このことがライドブッキングでは適用されないことが大きな問題だ。皆さんといっしょになって考えていきたい」と訴えました。

  <ジャコビー教授の講演要旨>

・シェリングエコノミーは、誤解を招く名称だ

・何故、価格が安いのかというと、運転者を雇用しないためノーリスク、地域や時間帯で料金を変える略奪的価格設定、タクシー事業ではなくテクノロジー事業と称し、タクシー事業における必要な規制を受けないと主張するとともに税金も逃れていること、そして非雇用者としているため社会保険料も払わず、最低賃金も守らなくていいため、人件費を削減できるからだ

・現在は、多額な投資を行い数十億の損害を出しているが、確実に近隣のタクシー事業者は価格で競争できず撤退しており、最終的には事業者を排除して独占する。そして、独占後はいかようにも価格を調整する

・特にヨーロッパを中心に禁止している国も増えており(裁判含む)、正に日本も今、こうした問題に直面している。各国の例があるように、ウーバー社などが参入できない規制強化が必要だ



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