中央委員会開く~コロナ禍でも活動の強化へ~

 交通労連は6月9日に、第2回中央委員会を本部会場および総支部ごとの地方会場、個別参加場所をオンラインで結ぶ分散開催の形式で、役員、中央委員ら約180人が出席して開きました。

 議長団に関東総支部の田口力(千葉交運・東洋バス支部)、新井誠(日本中央労組)の両中央委員を選出した後、園田中央執行委員長があいさつに立ち、1年を超えるコロナ禍において思うような活動ができないなか、取り組みへの理解に感謝を述べるとともに、「緊急事態宣言が度々発令されているが、その影響を一番受けているのがわれわれ交通運輸産業ではないかと思う。特に、観光産業における人流、ホテルなど危機的状況に陥っている。各企業も様々な取り組みを行っており、とりわけ雇用調整助成金は生命線となっている。われわれ交通労連としても各方面に対し再三再四、事業の存続と雇用維持のための要請を重ねてきているが、いずれにしてもこの危機を全組織が一丸となって乗り切っていかなければならない」としてWEB会議の活用で会議の頻度を上げるなど前向きに取り組んでいること、また、「組織の強化・拡大に取り組むなかで、本部から出向いて意見交換を行う総対話活動を含め意見交換を行うなかで課題などを模索し、改革を実践していきたい」とさらなる理解と協力を訴えました。

 また、議員懇談会の事務局長でもある川合孝典参議院議員が駆けつけ、コロナ禍の事業存続に向けた支援継続の取り組みについて報告いただきました。

 中央委では、

①2021年度春季生活闘争中間のまとめ
②役員の補充選出
③功労者表彰
④選挙規定の改定
 ――について協議し、原案通り決定しました。

 春闘の中間まとめでは、3~5月の取り組みについて総括するとともに、交渉を継続している組織を全力で支援していくことを確認しました。

 役員の補充選出では、退任された近藤副中央執行委員長の後任に織田正弘氏(中部・西濃運輸労組)、小野中央執行委員の後任に對馬茂文氏(東北・三八五労組)を選出、すでに退任されていた役員を含む4名の功労者表彰を行いました。

 併せて、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないなか、感染防止と円滑かつ厳格な意思決定の両立をはかるため、電子投票方式も可能とする規定を整備する選挙規定の改定を行いました。

 引き続き、全国政策討論集会の全体集会を開きました。

 


当日配付した資料は「全体資料集」(組合員限定ページ)からダウンロード出来ます。