整備士全国交流会を開く~整備工場の視察も~

 労連は、第16回整備士全国交流会を5月24~25日の日程で「人材の確保・育成と営業戦略/板金・塗装」をテーマに、青森県・八戸市「八戸パークホテル」で開きました。

 冒頭、尾川副委員長(自校・一般部会長)の主催者代表あいさつの後、三八五自動車整備工業㈱の三浦社長より歓迎のあいさつをいただいた。

 次いで、交流会では初めて国土交通省自動車局整備課から久手課長補佐を講師に迎えて、「自動車整備行政の現状と今後の取り組み」をテーマに講演を受けました。

 講演では、①事業者・ユーザーに対する取り組み②貸切バスの安全性向上に向けた取り組み③整備技術の高度化④自動運転技術⑤無車検車対策―など行政で取り組まれている最新の情報を含めた説明を受け、今後の整備事業を展望する上で大変貴重な機会となりました。

 意見交換では、大川佳己氏(埼交運・日本梱包運輸倉庫支部)を座長に選出し、①人材確保の取り組み②研修会の実施③人材育成の工夫や課題④業務内容⑤設備の状況と設備投資⑥営業との連携⑦塗料・錆止め⑧安全衛生―などについて、事前ヒアリングの結果を活用しながら行いました。

 なお、現場の意見を政策立案に活かしていただくため、意見交換には東北運輸局の堀江技術安全部長にも参加いただきました。

 意見交換では、とりわけ人材確保において、入社と同時に自己負担無しで整備専門学校へ入学できる就学支援制度(通常週1回通学、専門学校の長期休暇期間は出社、賃金も支給)が大きな注目を集めあした。

 また、研修会に関しては、スキャンツールの研修会が少ないとの意見に対し、堀江部長から、「需要が分かれば研修会の企画も通りやすいので、整備振興会に相談していただきたい」との助言をいただくなど、時間が足りなくなるほど活発な質問・要望が出されました。

 交流会終了後の参加者アンケートでも、「大変参考になった」「当社が誇るべきところ、見習うべきところがよく分かった」「私達が新入社員の憧れの人になることが一番かもしれない」など、多くの感想が寄せられました。

 翌日の工場見学では、三八五自動車整備工業㈱を訪れ、前回の交流会で事例紹介をいただいた三八五労組整備部会の梅沢部会長の職場を見学しました。

 同社の呼びかけで昭和40年に整備された日本初の自動車整備団地に立地し、自動車電装や外車、大型車、特装車など様々な業種が集積している。また、協同組合が所有する共有の完成検査場も隣接するなど、同業他社が切磋琢磨する環境となっています。

 板金塗装・小型整備・大型整備・完成検査ラインがそれぞれ別の建屋になっており、コンピューター制御による最新の完成検査ラインと新設されたばかりの塗装ブースでは、実演までしていただきました。

 同社では、自動車リサイクル業として廃車引取と解体処理、リサイクルパーツの保管・販売。レンタカー事業として、走行距離10万キロ、使用年数七~八年程度の中古車を整備して貸し出すエコレンタカー事業にも注力しています。

 視察中には、エアバックのリサイクルが禁止になったことや、エコレンタカーでは軽車両が人気で、中古車ならではの価格設定と、保険内容の引き上げをオプションにしていることから、一般的なレンタカーよりも平均貸出期間が3ヵ月と長く、三十台近い車両のほとんどが現在貸出中であること、貸出期間が2~3年に及ぶ場合もあることなどの説明を受け、成功裏に終了しました。

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